タイ人が住みたい街No.1、オンヌット
みなさん、こんにちは!明石です。
今回は街紹介シリーズの第7弾として、「オンヌット」をご紹介します。
オンヌットはこの10年で日本人の在住者が急増し、スクンビットに次ぐ準日本人街という位置づけになりつつある街。
なぜオンヌットはそれほど人気なのか、その理由に迫ります。ぜひ最後までお付き合いください。
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タイ人が住みたい街No.1、オンヌット
オンヌットは、“タイ人が住みたい街ランキング”で何度も1位を獲得している人気の街。働き盛りの30〜40代を中心に、アッパーミドル層のタイ人がオンヌットのコンドミニアムを購入し、暮らしています。
僕が移住した2011年時点で、すでにオンヌットにはたくさんの日本人が住んでいました。
1999年12月のBTSスクンビット線(モーチット〜オンヌット)の開業をきっかけにオンヌットは開発が急速に進み、あっという間に駅前には高層コンドミニアムが林立。
当時はスクンビットに比べて家賃は三割安〜半額程度だったこともあり、現地採用者やリタイア組のロングステイヤーを中心にオンヌットに住む外国人が増えていきました。
日本人の間でも口コミでオンヌット人気が広まり、スクンビットに次ぐ準日本人街として認識されつつあります。
なぜそれほど人気があるのかといえば、理由は次の4つ。
- コンドミニアムが多く、家賃も手頃
- バンコク都心部、バンナー方面、スワンナプーム空港方面へのアクセスが良好
- 大型ショッピングモールが充実
- 屋台街や商店街があり、物価も割安
オンヌットのコンドミニアムは新築から築深まで選択肢が豊富。どんな人でも予算や条件に合った物件が見つけやすいので、まずオンヌットから探し始める人が多いイメージです。
スクンビット中心部の交通渋滞も回避できるため、車移動の人にも便利な立地。さらに駅前だけで大型ショッピングモールが3件あり、買い物や外食事情も良好です。
オンヌットってどこ?
オンヌットはBTSオンヌット駅とオンヌット通り(スクンビット・ソイ77)を中心としたエリアを指します。
スクンビット通りではだいたい以下の範囲がオンヌットです。
奇数側:スクンビット・ソイ73〜85
偶数側:スクンビット・ソイ50〜54/1
スクンビット・ソイ50には高速道路の入口があり、車移動での利便性が高いのも魅力のひとつです。
BTSオンヌット駅前にはスワンナプーム国際空港までの格安バンもあり、空港アクセスという面ではスクンビット、プラカノンと比べても優位性があります。
オンヌットからプロンポンまでタクシーで100B前後、グラブならその1.5〜3倍程度はかかるでしょう。毎日スクンビットにタクシーで行く生活をすると、いくらタクシー代が安いタイでもバカになりません。
オンヌットの買い物事情
オンヌット駅直結のセンチュリー
オンヌットは、オンヌット駅前と駅から徒歩圏内のオンヌット通り沿いに住居と商業施設が集中しています。日本人もこの範囲に暮らしている人が多く、駅周辺では日本人の姿をよく見かけます。
オンヌットには以下4つのショッピングモールがあります。
- ロータス
- Big C
- センチュリー
- ピープルパーク
この4つの大型商業施設の存在が、オンヌット人気を不動のものにしているのは間違いないでしょう。
オンヌット通りのBig C
ロータスとセンチュリーは駅直結、Big Cは駅徒歩6分、ピープルパークは駅から徒歩17分のオンヌット通り沿いにあります。
センチュリーはスーパーマーケット、飲食店、映画館、ホテルが入居する複合商業施で、日本食チェーンも多数入居。
ロータスとBig Cは巨大スーパーマーケットで、安価な商品の取り扱いが多く、庶民の味方です。生鮮食品や日用品だけでなく、家具家電、寝具なども売っていますので、移住当初の買い出しに重宝します。
日本の食材や調味料にこだわりがあれば、プロンポンまで買い出しに行く必要はありますが、それも週に1度程度で十分。普段の買い物はオンヌットだけで賄えるでしょう。
オンヌットの外食事情
センチュリーの大戸屋
オンヌットにもこの10年でたくさん日本食レストランが増えました。その数、オンヌット駅前を中心に20件ほど。
駅直結のセンチュリーには大戸屋や吉野家、ペッパーランチ、かつやなど日本食チェーンが多数入居し、手軽に日本食が食べられるようになりました。
ソイ71、81、50にも日本食レストランが数軒ずつあります。10年前は3〜4件ほどしかなかったことを考えると、オンヌットも日本人が増えたんだなぁと実感しますね。
オンヌットの住宅事情
タワマンが立ち並ぶオンヌットの街並み
オンヌット駅を降りると、すぐ目の前に高層コンドミニアムが林立する様子が見えるはずです。
オンヌットの住居はプラカノンと同じくコンドミニアムがメイン。スクンビットのようにサービスアパートはあまり多くありません。物件の数はプラカノンよりもはるかに多く、タワマンの選択肢が豊富なこともオンヌットの魅力です。
【家賃相場】
- 単身向けの1ベッドルーム:4万円台〜
- カップル向けの1ベッドルーム:8万円台〜
- 家族向けの2ベッドルーム以上:12万円台〜
4万円台でも高級感あるお部屋
新築タワマンでも20㎡台のワンルームなら4万円台で借りられる驚異的なコスパ。プールやジムなどのファシリティもスクンビットの高級物件に見劣りしないコンドミニアムも増えています。
高層階にある絶景プール
新築タワマンの中にはコワーキングスペースを備える物件も増えていますので、ノマド系や自宅で仕事をする人などはファシリティも要チェックです。
低価格でファシリティが充実したタワマンに住みたい人は、まずオンヌットからお部屋探しをはじめることをおすすめします。
オンヌットの医療事情
駅前にある日系薬局
オンヌットには外国人が利用しやすい総合病院はありません。日本語通訳が常駐する最寄りの総合病院は、エカマイのスクンビット病院です。
トンローには日本人専用病棟があるサミティベート病院もありますので、通院や入院の必要がある場合は、そのどちらかを選ぶことになるでしょう。
Rungrot Pharmacy
オンヌット通りには安価で薬が買えることで有名な薬局「Rungrot Pharmacy」があります。僕もプラカノンに住んでいたとき、まとめて薬が必要なときは、よくここに買いに行っていました。
スクンビット界隈ではおそらくここが一番安く薬を買えるはずです。薬をまとめ買いする必要がある方は、一度訪ねてみる価値はあります。
オンヌットの交通の便
BTSオンヌット駅
オンヌットはバンコク都心部とスワンナプーム空港の両方へのアクセスがいいことが交通面での魅力です。
BTSオンヌット駅からアソーク駅まで13分、サイアム駅は23分と都心へのアクセスは抜群。ただ、朝の通勤ラッシュ時にはオンヌット駅はものすごい混雑になります。
駅の下まで行列になることもあり、ピーク時間帯に電車通勤の必要がある人は、一度その時間に様子を見に来たほうがいいでしょう。
高速道路へのアクセスが抜群
スワンナプーム空港にはタクシーで15分前後。オンヌット通りを東へ進めばスワンナプーム空港に到着します。スクンビット通りをバンナー方面に進めばバンナートラッドという幹線道路があり、バンコク東部方面へのアクセスに便利な環境です。
オンヌットのメリット・デメリット
活気あるオンヌット通り
最後に僕が思うオンヌットのメリットとデメリットを挙げてみます。
メリット
- スクンビットまでBTSですぐ
- 格安かつ豪華設備のタワマンの選択肢が豊富
- 駅徒歩圏内に4つの大型商業施設がある
- スワンナプーム国際空港へのアクセスが抜群
- 日本人が多いので移住当初は安心感がある
- プラカノンよりも家族で住みやすい
- スクンビットに比べて物価が安い
デメリット
- BTSの通勤ラッシュが酷い
- スクンビットに比べて日本食が少ない
- スクンビットの飲食店がデリバリー圏外の場合がある
- 日本人向けの習い事が皆無
正直、デメリットを探すほうが難しいくらいオンヌットは素晴らしい街です。スクンビットに次ぐ、準日本人街と言われるほどたくさんの日本人が暮らしているのもうなずけます。
これからタイに移住する人にはトップクラスにおすすめのエリアです。
筆者紹介
明石直哉
2011年からバンコク在住。2015年に起業し、現在は会社経営と写真家という二足のわらじで活動中です。 このブログではタイ移住を検討している方に向けて、在住10年の経験を活かした情報を発信していきます。
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