バンコクで1ヶ月住むならどの街?【プロンポン編】タイ最大の日本人街で暮らしてみる

バンコクで1ヶ月住むならどの街?【プロンポン編】タイ最大の日本人街で暮らしてみる
バンコクで1ヶ月住むならどの街?【プロンポン編】タイ最大の日本人街で暮らしてみる

前回の記事では「ホテル・サービスアパート・アパート・Airbnb、それぞれどう違うのか」をまとめました。今回はエリア編の第1弾として、プロンポンを取り上げます。

「バンコクに1ヶ月住んでみたい」「移住を検討しているけれど、まずお試しで暮らしてみたい」という方に、僕が最初に勧めるエリアがプロンポンです。物価も家賃も高い。でもそれを上回るだけの住みやすさがここにはあります。

タイ最大の日本人街プロンポン

タイ最大の日本人街プロンポン

プロンポンとはBTSスクンビット線のプロンポン駅を中心としたエリアです。バンコク在留邦人は5万人を超えますが、その中で最も多くの日本人が集中しているのがこのエリアです。

スクンビットに住む日本人の半数以上がプロンポン周辺に暮らしているとも言われ、「日本人居住率がほぼ100%」というアパートも珍しくありません。東南アジアのみならず、世界でも屈指の日本人居住エリアとして知られています。

駅を中心に何でも揃う「コンパクトな完結性」

駅を中心に何でも揃う「コンパクトな完結性」

プロンポンの最大の強みは、BTSプロンポン駅を中心に日常生活に必要なものがほぼすべて徒歩圏内に揃っているという圧倒的な利便性です。

エンポリアム・エムクオーティエ・エムスフィアの3モールがBTSプロンポン駅直結しており、デパート・レストラン・スーパーが雨に濡れずにアクセスできます。

日系のフジスーパーはプロンポンエリアに1〜5号店が集中しており(1号店は2026年12月まで改装工事中)、日本から輸入した食材・調味料・日用品が揃います。

ヴィラマーケットやグルメマーケットなど他スーパーの選択肢も多く、「何を買うかによってスーパーを使い分ける」のが在住者の定番です。

日本食レストランは、居酒屋・ラーメン・焼肉・寿司・定食など、食べられない日本食はないと言えるほどの密度です。駅の目の前にあるベンジャシリ公園は都心のオアシスで、ジョギング・散歩・ヨガをする人たちで朝から賑わっています。

僕はアソークに住んでいますが、それでもほぼ毎日のようにプロンポンに来てしまいます。それほどすべてが揃っているエリアです。

海外生活が初めての人に特におすすめな理由

日本語でほぼすべてが完結する環境

日本語でほぼすべてが完結する環境

スーパー・ドラッグストア・病院・歯科・美容院・学習塾・幼稚園まで、日本語が通じるサービスが一通り揃っています。タイ語も英語もできなくても生活できてしまうのがプロンポンの特徴です。いいことか悪いことかは置いておくとして、初めての海外生活で「何か困ったことがあれば近くの日本人に聞ける」という安心感は、想像以上に大きな支えになります。

医療環境がバンコク最高水準

医療環境がバンコク最高水準

ソイ49にある「サミティベート・スクンビット病院」は日本人専用病棟を持つ総合病院で、日本人患者数はバンコク圧倒的No.1です。日本語対応の内科クリニックも複数あります。「子どもが深夜に熱を出した」「急に体調が悪くなった」という場面でも、Grabで数分以内に対応できる医療環境はプロンポンならではです。

子どもを連れたファミリー移住にも最適

子どもを連れたファミリー移住にも最適

バンコク日本人学校のスクールバスルートの中心がナナ〜エカマイ北側エリアで、プロンポンはその中心に位置しています。日本語幼稚園も複数あり、インターナショナルスクールへのアクセスも良好です。ファミリーでの移住先としてプロンポンが長年選ばれ続けているのには、こういう理由があります。

プロンポンのソイ別・雰囲気の違い

プロンポンのソイ別・雰囲気の違い

プロンポンはBTSプロンポン駅を中心に、南北にソイ(路地)が伸びています。ソイごとに雰囲気がかなり違うので、物件を選ぶ際は必ず実際に歩いてみてください。

北側(スクンビット通りのソイ奇数側)

ソイ39:プロンポンを象徴するようなソイで、日本人が最も多く住んでいます。通行人の多くが日本人で、日本人向けの物件が集中しています。

ソイ41:プロンポン駅から徒歩圏内。ソイの奥が行き止まりになっているため交通量が少なく閑静です。ファミリー向け物件が多いソイです。

ソイ49:サミティベート病院があるソイ。医療アクセスを重視するファミリーに特に人気があります。

南側(スクンビット通りのソイ偶数側)

ソイ24:ヒルトンスクンビットがあるエリアで、落ち着いた雰囲気のファミリー向け物件が多い。

ソイ26:街路樹の美しさではスクンビットNo.1と言っても過言ではない緑豊かなソイです。奥には温泉施設「湯の森」・半屋外側のおしゃれモール「Kビレッジ」・日本食モール「日本街」・ビッグCがあり、住環境として非常に優秀です。

プロンポンの家賃相場【2026年版】

プロンポンの家賃相場【2026年版】

1ヶ月契約の場合(サービスアパート・Airbnb想定)

  • スタジオ〜1ベッドルーム:35,000〜50,000バーツ(約175,000〜250,000円)
  • 1ベッドルーム(ゆとりあり):50,000〜70,000バーツ(約250,000〜350,000円)
  • 2ベッドルーム:70,000〜100,000バーツ以上

年契約の場合(参考)

単身1ベッドルームで20,000〜35,000バーツが相場。ファミリー向け2ベッドルームは50,000〜80,000バーツ前後です。スクンビットエリアの中でトンローに次ぐ高い家賃水準ですが、物件の選択肢が非常に多く、築古物件を丁寧に探せば割安なものも見つかります。

バンコクでも物価の高さはトップクラス

プロンポンは「バンコクで最も快適に暮らせるエリアのひとつ」であると同時に「最もお金がかかるエリアのひとつ」でもあります。1ヶ月のお試し移住としてのコストは決して安くありません。それでも「タイでの生活水準がどのくらいか」「自分には何が必要で何が不要か」を肌で知るには、プロンポンほど適した場所はないと思っています。

プロンポンのデメリット

プロンポンのデメリット

日本人が多すぎる環境

日本語が通じすぎて、タイにいる実感が薄れることがあります。日本人コミュニティが密なのはいい面もありますが、「近所づきあい」的なわずらわしさを感じる人もいます。タイ語や英語を使う機会が少なく、「せっかくタイに来たのに日本と変わらない」と感じるようになってから、別のエリアへ引っ越していく人もいます。

家賃・物価が高い

同じクオリティの部屋でも、電車で4駅先のオンヌットなら3割程度安く借りられます。スーパーも日系中心のため価格帯が高め。「物価が安いアジア生活」を期待してきた人には少し肩透かしになる可能性があります。

深夜の一人歩きには注意

日本人街という印象から安全だと思われがちですが、白昼のひったくり事案・深夜のソイ奥での強盗事案が過去に起きています(詳しくはバンコクの治安マップの記事を参照)。「日本人街だから安全」という過信は禁物です。

プロンポンをスタートに、次の街へ

プロンポンをスタートに、次の街へ

プロンポンをおすすめする大きな理由のひとつに、「ここを起点にして次の街を探す」という使い方があります。

タイ生活が初めての人は、まずインフラが整ったプロンポンで暮らしながら、バンコクという街の全体像を把握するのが最もスムーズです。1ヶ月も住めば、電車の使い方・物価の感覚・近隣エリアの雰囲気・自分に必要なものとそうでないものが自然にわかってきます。

そこから自分の好みと予算に合わせて次の街を選んでいくのが、バンコク移住の定番の進め方です。

「もう少しコストを下げたいが、スクンビットエリアがいい」→オンヌットへ(次回記事)

「もう少しローカル感がほしい。BTSよりMRT沿線がいい」→ラチャダー・ラマ9へ(第3弾記事)

最初からコストを優先して郊外に住むより、まずプロンポンで「バンコクの生活水準」を肌で知ってから動くほうが、失敗が少ないでしょう。

まとめ

プロンポンは「物価も家賃も高いけれど、その分すべてが揃っている街」です。海外生活が初めての方・ファミリーでの移住・まずタイ生活を体験したい方には、最初の1ヶ月を過ごす場所として自信を持っておすすめします。

次回はコスパを重視したい方向けに、オンヌット編をお届けします。

筆者紹介

明石直哉

2011年からバンコク在住。2015年に起業し、現在は会社経営と写真家という二足のわらじで活動中です。 このブログではタイ移住を検討している方に向けて、在住10年の経験を活かした情報を発信していきます。
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