パタヤで住むならどこ?エリア別ガイド【2026年版】5つのエリアを徹底解説

パタヤで住むならどこ?エリア別ガイド【2026年版】5つのエリアを徹底解説
パタヤで住むならどこ?エリア別ガイド【2026年版】5つのエリアを徹底解説

前回の記事でパタヤの魅力を3つの属性から紹介しました。「住んでみたい」と思ったとき、次に悩むのが「どのエリアに住むか」という問題です。

パタヤは同じ街なのに、エリアによって雰囲気がまったく違います。歓楽街のすぐ近くに高級住宅地があり、静かなビーチ沿いの長期滞在エリアがあり、学校や大型スーパーが集まる住宅街がある。エリアを間違えると「思っていたのと違う」になりやすい街でもあります。居住目的に絞って、5つのエリアを正直に解説します。

まずパタヤの全体像を把握する

南北に長い街の構造

南北に長い街の構造

パタヤはタイ湾に沿って南北に長い構造を持つ街です。スクンビット通りが内陸側の背骨になっており、海沿いのビーチロードを北から走ると、

ナクルア→北パタヤ→中央パタヤ→南パタヤ→プラタムナック→ジョムティエンの順に続きます。さらに内陸側に東パタヤのヴィラ街とインター校エリアが広がっています。

ひとつ大事なことを先に言うと、「観光のパタヤ」と「暮らすパタヤ」はほぼ別の場所です。ウォーキングストリートを中心とする南パタヤの歓楽街エリアと、長期在住者が好むジョムティエン・プラタムナック・ナクルアは、地図上では近くても生活の雰囲気がまったく異なります。

移動手段とエリアの選び方

移動手段とエリアの選び方

パタヤにはバンコクのBTS・MRTのような都市鉄道はありません。市内の移動はソンテウ(循環15バーツ〜)や配車アプリ(Grab・Bolt)が主な選択肢です。

東パタヤのヴィラ街はソンテウの路線から外れることが多く、車またはバイクがあると便利です。

エリア選びの基本的な軸は2つ。「どのくらい海に近く住みたいか」と「どのくらい利便性を重視するか」この2つのバランスで大体の候補が絞れます。

① ジョムティエン 長期在住者が最も多く選ぶエリア

① ジョムティエン 長期在住者が最も多く選ぶエリア

パタヤビーチの南に続く全長約6kmのビーチエリアで、パタヤビーチエリアより観光客が少ないです。長期在住者・リタイア組の定番エリアで、在住歴の長い欧米人エクスパットのコミュニティが最も成熟しているのもここです。

ビーチロード沿いにカフェ・レストランが連なり、スーパーも徒歩圏内にある。日常の買い物はほぼエリア内で完結できます。ジョムティエンの北端につながるドンタンビーチは緑陰が豊かな歩行者専用エリアで、朝夕の散歩コースとして在住者に人気があります。僕もここを夕暮れ時に散歩することを目的に移住したいと思っているほど、素晴らしい散歩道です。

コスト面でも中央パタヤより20〜40%安い水準で、同等の住居クオリティが得られます。スタジオで8,000〜12,000バーツ、1ベッドルームで12,000〜20,000バーツが目安(海側シービューは30〜40%割高になります)。

「ビーチの近くに住みたいが、中心部の歓楽街の喧騒とは距離を置きたい」という方には、パタヤの中で一番おすすめのエリアです。リタイア単身・カップル・長期滞在のリモートワーカー、どの属性にも対応できます。

② プラタムナック 静けさと利便性のバランスがいい

② プラタムナック 静けさと利便性のバランスがいい

南パタヤとジョムティエンの間に位置する丘陵エリアです。高低差のある地形で緑が多く、パタヤの中で最も「静かさとビーチアクセスの両立」に優れているエリアとして在住者からの評価が高い。

コージービーチや崖の上のレストランが地元民にも人気で、在住者が朝夕にジョギングする光景が日常的に見られます。高級コンドミニアムとヴィラが混在していて、エクスパットコミュニティはやや年齢層が高め・落ち着いた雰囲気です。

中央パタヤへのアクセスも維持しながら夜間は静かという、バランスのいい立地です。「中心部にも出やすいが、夜は静かなところに帰りたい」という方にはここが第一候補になります。家賃はスタジオで10,000〜15,000バーツ、1ベッドルームで15,000〜25,000バーツ、ヴィラは40,000〜80,000バーツ以上。

夫婦や単身のリタイアメントなど、複数の属性に対応できるエリアです。

③ナクルア パタヤ随一の高級エリア

③ナクルア パタヤ随一の高級エリア

パタヤの北端に位置する高級ビーチエリアです。ジョムティエンや中央パタヤのようなビーチロードが存在せず、コンドミニアムからビーチに直接出られる数少ないエリアとして知られています。静かで落ち着いた雰囲気で、ナイトライフの喧騒はほぼ届きません。

バンコクパタヤ病院が近く、パタヤの中でも医療アクセスが良いエリアです。そして徒歩圏内にあるナクルア市場は、鮮魚・食材が安く揃う老舗の市場で、在住者の台所として機能しています。

ただし日常の買い物やカフェ・レストランの選択肢という意味では、ジョムティエンやプラタムナックより少なめ。「何でも徒歩で揃う」ではなく、少し車やGrabで移動する前提の生活スタイルになります。家賃は1ベッドルームで15,000〜30,000バーツ、ビーチフロントの高層コンドミニアムは25,000〜50,000バーツ以上。

静けさと高品質な住環境を最優先する人や富裕層に向いているエリアです。

④ 中央パタヤ・パタヤビーチロード周辺 利便性は最高、ただし騒がしい

④ 中央パタヤ・パタヤビーチロード周辺 利便性は最高、ただし騒がしい

パタヤの中心商業エリアで、セントラルパタヤ・ターミナル21パタヤなどの大型モールが集まる利便性が最も高い場所です。

ただし正直に言うと、長期在住目的でここをあえて選ぶ人は少数派です。観光客が多くて落ち着きがない。南端にウォーキングストリートがあり、夜間は雰囲気が変わります。「週に数回モールに行きたい」という目的は、ジョムティエンやプラタムナックからでも十分達成できます。

旅行・短期滞在にはいいですがが、長期的に住む場所としてはあまりすすめません。

⑤ 東パタヤ(内陸エリア) ファミリー向けヴィラとインター校の街

⑤ 東パタヤ(内陸エリア) ファミリー向けヴィラとインター校の街

パタヤのスクンビット通りの東側(内陸側)に広がるエリアです。プール付きの庭つきヴィラが比較的手頃な価格で見つかり、タイ人・外国人ファミリーが多く暮らす住宅エリアとしての性格が強い。

そしてここがインター校エリアです。多数のインター校がこのエリアに集中しているため、前回の記事で紹介した「親子留学」目的のファミリーが多く住むのがこのエリアになります。

デメリットは海までの距離です。ビーチまで車で10〜20分かかるので、「毎朝ビーチを歩く」という生活とは相性が悪い。ソンテウの路線から外れることも多いため、車またはバイクがある前提の生活になります。

家賃はプール付きヴィラ(3〜4BR)が25,000〜50,000バーツ、コンドミニアムは8,000〜15,000バーツ。内陸のためビーチエリアより安めです。

インター校に通わせる親子留学ファミリー、ヴィラでの生活を重視する方、海よりも「家の広さ・静けさ」を優先する方に向いています。

まとめ

パタヤで住む場所を選ぶとき、最初に決めてほしいのは「毎日ビーチの近くにいたいか、広さと静けさを優先するか」という軸です。海沿いに住めば同じ予算で部屋は小さくなりますが、毎朝ビーチを歩く生活が手に入ります。内陸に住めば同じ家賃でずっと広い部屋やヴィラが手に入りますが、海は「わざわざ行くもの」になります。どちらが正解というわけでもなく、自分の生活スタイルとの相性次第です。

できれば各エリアを1〜2日歩いてみてから決めることをすすめます。同じパタヤでも、エリアが変わるだけで別の街のように感じるはずです。

筆者紹介

明石直哉

2011年からバンコク在住。2015年に起業し、現在は会社経営と写真家という二足のわらじで活動中です。 このブログではタイ移住を検討している方に向けて、在住10年の経験を活かした情報を発信していきます。
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