アプリで運河ボートも呼べる。トゥクトゥク配車アプリ「MuvMi(ムーブミー)」【2026年版】

アプリで運河ボートも呼べる。トゥクトゥク配車アプリ「MuvMi(ムーブミー)」【2026年版】
アプリで運河ボートも呼べる。トゥクトゥク配車アプリ「MuvMi(ムーブミー)」【2026年版】

バンコクの交通手段といえばBTS・MRT・Grabというイメージが定着して久しいですが、ここ数年で在住者の日常にじわじわと浸透してきているアプリがあります。それが「MuvMi(ムーブミー)」という電動トゥクトゥクの配車サービスです。

そしてこのアプリ、2025年12月に予想外の進化を遂げました。なんと運河ボートタクシーまで呼べるようになったんです。これを知ったとき、「本当に夢みたいなことをバンコクはやってのけるな」と素直に思いました。

MuvMiとは?

MuvMiとは?

MuvMiは、アプリで電動トゥクトゥクを呼べる配車サービスです。路上で声をかけるのではなく、スマホから乗車停留所と降車停留所を指定して配車するスタイル。料金は事前に表示・確定するので、交渉もぼったくりも一切ありません。つまりGrabの電動トゥクトゥク版といったアプリです。

車体はEV(電気)式トゥクトゥクなので、ガソリン式のような騒音や排気ガスもなし。座席はリムジンのような向かい合わせのベンチシート構造で、最大6人まで乗れます。足元が広く、ベビーカーをそのまま持ち込んだという話も聞きます。

相乗り(Shared)と貸し切り(Private)の2種類から選べます。相乗りにすると料金がさらに安くなります。

料金はどのくらい?

MuvMiが支持されている最大の理由は、やはり安さです。

1エリア内の移動なら、1人あたり数十バーツ程度が目安。実際の例を挙げると、エムクオーティエからドンキモール・トンローまで20バーツ(約100円)、アソーク交差点付近からエムクオーティエまで17バーツ(約85円)といった水準です。タクシーの初乗りが35〜40バーツ、Grabの最低料金が60バーツ程度であることを考えると、近距離では圧倒的に有利です。

僕がMuvMiを選ぶのはこんなとき

僕がMuvMiを選ぶのはこんなとき

「Grabがあれば十分では?」と思う方もいるかもしれません。でも実際に使っていると、MuvMiが明らかに有利な場面があります。

5、6人で移動したいとき

最大6人乗れるMuvMiは、グループ移動でコストを分け合えるのが強みです。Grabで2台に分かれる必要がなくなります。

エムクオーティエなど日常の買い物帰り

僕はちょっとした近距離移動のとき、できるだけ安い交通手段を選びたい。そういうときは相乗りのMuvMiが一番コスパがいいんです。

雨天時、バイタクは怖いけどGrabカーは高い、というとき

この中間のポジションに MuvMiがうまく収まります。

トゥクトゥクに乗りたいけどぼったくりが怖いとき

MuvMiなら料金は事前確定なので安心してトゥクトゥクに乗れます。旅行者にはここが一番刺さるポイントかもしれません。

そしてもうひとつ、これが個人的に一番の魅力だと思っているのですが、ちょっとした移動が旅行気分になる、ということ。電動トゥクトゥクで街を走ると、同じ道でもタクシーとは全然違う景色に見えます。バンコクに15年住んでいる僕でもそう感じるくらいなので、旅行者には特に楽しいはずです。

使えるエリア

使えるエリア

MuvMiは利用できるエリアが固定されていて、バンコク市内のいたるところに停留所が設置されています(2025年時点で2,500か所以上)。

現在対応しているエリアはSukhumvit・Ratchada – Rama9・Chula – Chidlom・Silom – Sathorn・Ari – Phaya Thai・Rattanakosin・Wongwian Yai・Bang Sue・Phahol – Kaset・Onnut – Bearingなど、バンコク各地をカバーしています。アプリ上で現在地から近い順にエリアが表示されるので、どこに行けばいいか迷いません。

ひとつ注意してほしいのは、エリアをまたいだ移動はできないということ。たとえばスクンビットエリアからカオサン方面へ直接乗っていくことはできません。

本題。運河ボートまで呼べるようになった

本題。運河ボートまで呼べるようになった

ここからがMuvMiの最新情報です。

2025年12月、MuvMiに「MuvMi Boat」という機能が追加されました。アプリからなんと運河ボートを配船できるようになったのです。

現在対応しているルートは1本。MRTフアランポーン駅すぐ近くのパドゥン・クルンカセーム運河の船着場を出発し、プラスメン砦(カオサンロード付近)の船着場まで、約30分で結ぶルートです。

僕も早速試してみました(YouTubeでもレポートしています)。乗ったのは最大6人程度乗れるEVボート。センセーブ運河の乗合ボートとは別物で、激しい揺れも臭いもなく、静かな水上散歩を楽しめました。

これはなかなか画期的だと思っています。

バンコクの運河ボートはポテンシャルがある乗り物なのに、旅行者にとってはずっとハードルが高かった。時刻表がわかりにくい、乗り場がわかりにくい、本数が少ない、行き先の確認が難しい。この問題をアプリでまとめてクリアしたわけです。

フアランポーン→カオサンというルートは、これまでタクシーかバスしか選択肢がありませんでした。渋滞に巻き込まれず、しかも運河の風景を眺めながら移動できる新ルートの誕生です。

旅行者がMuvMiを使うための準備

旅行者がMuvMiを使うための準備

MuvMiを使うには少し事前準備が必要です。特に旅行者は日本を出る前に知っておいてほしいことがあります。

登録に電話番号が必要

MuvMiの登録にはSMS認証(電話番号)が必要で、日本の電話番号でも登録可能です。タイ旅行前に登録まで済ましておきましょう。

チャージ(トップアップ)

日本のクレジットカードでOKです。ただしチャージしたお金は返金不可なので、使い切れる金額だけ入れておくのが無難です。

使い方の基本

使い方の基本

操作自体は難しくありません。

アプリを開いて、From(乗車停留所)とTo(降車停留所)をマップ上から選択。

通常車、エクスプレス(優先配車)、予約などから選択。

人数や貸し切りかどうかを選択し、料金を確認し、配車。

停留所付近の写真がアプリに表示されるので、その場所で待ちます。

ピーク時間帯(特に夕方のラッシュ)は配車に時間がかかることがあります。アプリ上の待ち時間表示より実際は長くなることもあるので、急ぎの移動には向きません。時間に余裕があるときの移動に向いているサービスです。

まとめ

電動トゥクトゥクが呼べるだけでも画期的なサービスでしたが、運河ボートまで呼べるようになり、アメージングなサービスに進化したMuvMi。

バンコクの運河は風景も良くて乗り物としてのポテンシャルが高いのに、「使い方がわかりにくい」という理由でずっと旅行者に活用されてきませんでした。アプリひとつでそのハードルが取り払われたことは、バンコクの交通ハックとして知っておく価値があると思います。

筆者紹介

明石直哉

2011年からバンコク在住。2015年に起業し、現在は会社経営と写真家という二足のわらじで活動中です。 このブログではタイ移住を検討している方に向けて、在住10年の経験を活かした情報を発信していきます。
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