バンコクで1ヶ月住むならどの街?【ラマ9編】MRT沿線で暮らす、新都心の穴場

プロンポン編・オンヌット編と、スクンビット沿線のBTSエリアを紹介してきました。シリーズ第3弾の今回は、路線がBTSからMRTに変わります。
「もう少しローカル感がほしい」「スクンビットの日本人街から少し距離を置きたい」「BTSよりMRT沿線のほうが便利」、そういう方に僕がおすすめしたいのがラマ9エリアです。
スクンビットからMRTで2駅。家賃はスクンビット中心部より30%程度割安。2011年に僕がタイに移住してから、バンコクで最もコンドミニアムが増えたエリアのひとつがラマ9です。
ラマ9とはどんな街か
バンコク新都心として急成長したエリア
MRTラマ9駅を中心とするエリアです。2011年にセントラルプラザが開業すると、大規模開発プロジェクト「グランド・ラマ9」が本格化し、オフィスビルと高層コンドミニアムが年々急増しています。
僕がタイに移住した2011年から現在までで、バンコク都心部で最もコンドミニアムが増えたのがラマ9とオンヌットです。外国人を対象にした住宅需要調査でも「アソーク〜プロンポン」「ラチャダー〜ラマ9」「シーロム〜サートーン」が外国人に人気の居住エリア上位3地区に選ばれており、いまや外国人移住者の間でも認知度が高いエリアになっています。
スクンビットの「真北」に位置する立地
MRTラマ9駅からアソーク(MRTスクンビット駅)まで2駅・約7分。BTSとMRTの乗り換え駅であるアソークまで直通で移動できるため、スクンビットへのアクセスは良好です。ただしBTS沿線ではないため、プロンポンやトンロー方面への移動はMRT→BTS乗り換えが必要になります。
中国大使館があるエリア
ラマ9エリアには中国大使館があり、在住中国人が多いのが特徴です。コンドミニアムも中国人投資家向けに建設されたものが多く、単身向けの物件が充実している反面、ファミリー向けは少ない傾向があります。タイ人・中国人・その他アジア各国の外国人が混住するインターナショナルな雰囲気があります。
ラマ9のメリット
家賃がスクンビットより明確に安い
スクンビット中心部と比べて3〜4割程度安く住めるのが最大のメリットです。新築・築浅の高層コンドミニアムでプール・ジム付き・1ベッドルームが12,000バーツ前後から見つかるケースもあります。「スクンビットと同じ予算なら、ラマ9でより広い・より新しい部屋に住める」というのが実態で、コスパという観点では非常に優秀なエリアです。
MRTブルーラインが便利
MRTブルーラインはシーロム・ルンピニ・フアランポーン・チャイナタウン・王宮エリア(サナームチャイ)・ワットパクナムまで一本でつながっています。バンコクの観光スポットを広くカバーできる路線です。
2つのモールが駅直結
MRTラマ9駅に直結するセントラルラマ9(大型ショッピングモール)とフォーチューンタウン(IT・電子製品に強い商業施設)が駅前に並んでいます。ユニクロ・MUJI・スシローなど日系大手チェーン店がほぼ揃っており、生活必需品は一通り揃います。
そしてバンコク一番人気のナイトマーケット・ジョッドフェアーズが近く、夜の楽しみにも事欠きません。
医療環境が整っている
ラマ9病院には日本語通訳が常駐しています。スクンビットのサミティベート病院ほどの日本語対応ではないですが、緊急時の対応は十分な水準です。
「タイに住んでいる実感」がスクンビットより強い
プロンポンのような「日本人だらけ」の濃さがなく、タイ人・中国人・その他外国人が混在するバランスのいい環境です。ローカルな屋台・食堂も充実しており、タイ料理を安く食べる機会が自然に多くなります。
かつて僕もホイクワン(ラマ9から2駅先に2年半住んでいましたが、利便性と家賃の安さ、ローカル感はバンコク随一だと思います。スクンビットとはまた違うバンコクの顔を見たいという方に、ぜひ一度試してほしいエリアです。
家賃相場【2026年版】
年契約の場合(参考)
- スタジオ:8,000〜12,000バーツ(約40,000〜60,000円)
- 1ベッドルーム:10,000〜16,000バーツ(約50,000〜80,000円)
- 2ベッドルーム:18,000〜28,000バーツ(約90,000〜140,000円)
1ヶ月契約の場合(サービスアパート・Airbnb想定)
スクンビット圏と比べると、1ヶ月単位の選択肢が少ないのが実態です。サービスアパートはラマ9エリアには多くありませんが、高級物件なら「サマセット ラマ9」、コスパ重視なら「シタラプレイス」がおすすめです。
Airbnbは家具付きコンドミニアムが掲載されており、1ベッドルームで月20,000〜30,000バーツ前後の物件が見つかることが多いです。ただしオンヌットより掲載物件数は少ないため、希望の条件に合う物件を見つけるまでに時間がかかる場合があります。
ラマ9のデメリット
日本語環境はスクンビットより薄い
日系スーパーがありません。フジスーパーへはMRTでアソーク方面へ出て乗り換えが必要になります。日本食レストランはチェーン系が中心で、プロンポンのような個人系日本食の選択肢は少ない。日本語対応のクリニックも、スクンビットほど充実していません。
1ヶ月単位の物件選択肢が少ない
サービスアパートがスクンビット圏と比べて少なく、1ヶ月契約向けの選択肢が限られます。Airbnbを使う場合も掲載物件数はスクンビット圏より少ない。1ヶ月滞在を考えるなら、物件探しに少し時間と手間をかける必要があります。
ラマ9はこんな人に向いている
ラマ9はこういった方に向いています。
- プロンポン・オンヌットで暮らして「日本人街から少し距離を置きたい」と感じた方
- 勤務先・通学先がMRT沿線にある方
- タイ語・英語がある程度話せてローカルな環境での暮らしを楽しめる方
- 家賃をさらに下げたいが都心へのアクセスは確保したい方
- 「タイに住んでいる実感」を求めている方
逆に、海外生活が初めての方・日本語環境を重視する方や小さなお子さんがいるファミリーには、まずプロンポンかオンヌットで暮らしてからラマ9へ移るという順番をすすめます。
まとめ
ラマ9は「スクンビットの日本人街から少し外れて、MRT沿線でローカルな暮らしを体験したい」という人に向いているエリアです。
家賃が安く、新しいコンドミニアムが多く、バンコクの新都心らしい活気がある。日本人街の濃さが苦手な方、ある程度タイ生活に慣れた方にとって、次のステップとして面白い選択肢になると思います。
筆者紹介
明石直哉
2011年からバンコク在住。2015年に起業し、現在は会社経営と写真家という二足のわらじで活動中です。 このブログではタイ移住を検討している方に向けて、在住10年の経験を活かした情報を発信していきます。
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