バンコクで1ヶ月住むならどの街?【プラカノン編】4つの異文化が凝縮した目が離せない街。
プロンポン・オンヌット・ラマ9・アソークに続くエリアシリーズ第5弾は、プラカノンです。
実は僕は2017〜2019年の2年間、このプラカノンに住んでいました。スクンビットエリアに住んでみたかったけれど、トンローやプロンポンの家賃には手が届かなかった。そこで家賃が割安なプラカノンを選びました。あとは、当時から単身赴任の駐在員が多く住み始めていて、一人で気軽に入れる日本食レストランが増えていたこと、そしてオンヌットほど日本人が多くなくローカルな雰囲気があったことも理由でした。
当時から街は変わり続けていますが、むしろ年々面白くなっています。「4つの異国情緒が凝縮されている街」と言いたくなるほど、プラカノンは独自のカラーを持つエリアになりました。
プラカノンとはどんな街?
エカマイとオンヌットに挟まれた「ちょうどいい」立地
BTSプラカノン駅を中心とするエリアで、スクンビット・ソイ71がメインストリートです。トンローやエカマイといったスクンビット中心部に隣接し、スクンビットの利便性を享受しつつ、割安に住めるエリアとして人気があります。
独自のカルチャーを持つ街へ
スクンビット通りからソイ71に入ると、ローカルな街並みに変わります。屋台・市場・コンドミニアム・おしゃれカフェ…これらが入り混じっていて、スクンビット中心部よりタイを感じられる生活がここにあると感じます。
スクンビットエリアの中では、穴場という雰囲気の街でしたが、ここ数年で少し変わってきたと感じます。穴場というより、独自のカルチャーを持つ街として成熟してきた、という感覚です。
プラカノンの最大の魅力。4つの異国情緒が凝縮されている
これが、他のエリアとの最大の違いです。プラカノン駅の北側・ソイ71周辺には、大げさでなく4つの全く異なる文化圏が半径数百メートルの中に共存しています。
① 日本人向けの飲み屋街(ミニ・タニヤ)
ソイ69からPDソイ3周辺にかけて、単身赴任の駐在員をターゲットにしたスナックやガールズバー、居酒屋、定食屋が急増しています。僕が住んでいた2017〜2019年頃にはまだ数軒だったのが、今では20軒近くが並ぶ「ミニ・タニヤ」のような飲み屋街になっています。
プロンポンやトンローとはまた違う「地方都市の飲み屋街」的な雰囲気があるんです。それだけ単身で暮らす男性が増えているということでしょう。
②欧米人が集まるおしゃれなWマーケット
駅前にそびえる高層コンドミニアム「スカイウォーク」敷地内にある「Wマーケット」は、欧米人に大人気の屋外フードコート・ナイトマーケットです。ハンバーガー・バーベキュー・イタリアンなど欧米人好みの店が20軒以上並び、毎晩賑わっています。
日本式居酒屋「しゃかりき432」やイタリア系ジェラート「Rintaro」なども入っており、国籍・ジャンルが入り混じったカオスな楽しさがあります。
③ミャンマー人街
プラカノン市場周辺はミャンマーからの移民が集まるエリアになっています。特にミャンマーで内戦が始まった以降、加速しています。
ミャンマー語の看板が並び、独特の赤茶色のミャンマーカレーを出す食堂、ミャンマー式ミルクティー、ミャンマー式おでんの屋台が並んでいます。バンコクにいながらミャンマーの食文化を体験できる場所として、在住外国人にも注目が高まりつつあります。
④ローカルの屋台街・PDソイ2
プリディ(PD)・ソイ2は夕方になると、仕事帰りの地元住民が晩ご飯を買いに集まる屋台街になります。タイ料理のおかず・串焼き・果物・スイーツなどが並び、物価が上がりつつあるスクンビット沿いにありながら、まだ屋台価格でものが食べられます。
常連客が多く、手際よく鍋を振るチャーハン専門屋台は特に有名です。地元の人に混じって夕飯を買う体験は、プロンポンやオンヌットではなかなか味わえないものです。
僕が住んでいた頃の記憶
2017〜2019年の2年間、BTSプラカノン駅から徒歩5分ほどのLINE Sukhumvit 71に住んでいました。32平米の1ベッドルームで、最初は2万バーツと言われましたが「2年契約するから安くしてほしい」と交渉して18,000バーツにしてもらいました。
当時のプラカノンはPDソイ3の飲み屋街はまだ数軒しかなく、Wマーケットも今ほど賑やかではありませんでした。それから7〜8年で街がこれほど変わるとは思っていませんでした。
プラカノンのデメリットを正直に書いておきます
日本語環境はスクンビット中心部より薄い
日本語対応の医療や生活サービスはプロンポン・トンローほど充実していません。タイ語や英語で生活できることが前提になります。日本食レストランはPDソイ3周辺を中心に増えましたが、プロンポン・トンロー・エカマイほどの多様性はありません。
自炊派には不便
スーパーマーケットはマックスバリュとマクロフードの2軒がありますが、隣駅のオンヌットのような大型スーパーはなく、プラカノンだけで買い物を完結させることは難しいです。
外食派には不便はありませんが、自炊派は少し不便に感じるでしょう。
1ヶ月単位の物件選択肢が少ない
夜は賑やか(人によっては騒がしい)
家賃相場【2026年版】
年契約の場合(参考)
スタジオ:10,000〜15,000バーツ(約50,000〜75,000円)
1ベッドルーム:15,000〜25,000バーツ(約75,000〜125,000円)
2ベッドルーム:25,000〜50,000バーツ(約125,000〜250,000円)
参考として、The Nest Sukhumvit 71の1ベッドルーム(28平米)が13,000〜14,000バーツ前後から空室があります。僕が住んでいたLINE Sukhumvit 71の32㎡は当時18,000バーツでしたが、2026年現在は16,000バーツ〜借りられるようです。
1ヶ月契約の場合(Airbnb想定)
1ベッドルーム:20,000〜32,000バーツ(約100,000〜160,000円)
オンヌットと近い水準かやや安め。ただし選択肢はオンヌットより少なくなります
プラカノンはこんな人に向いている
「バンコクのローカルな日常を体験したいが、スクンビット中心部から離れたくない」という方にオススメのエリアです。PDソイ2の屋台街や食堂でご飯を食べ、夜はPD3やWマーケットで飲む。たまにはプラカノン市場でミャンマー料理を食べる。
また、リモートワークやノマド作業メインで、カフェ環境を重視する方にも向いています。欧米系の外国人コミュニティとの接点も多く、英語を使う機会が自然に多くなるエリアです。
逆に、海外生活が初めての方・日本語環境を重視する方・駅前の利便性を最優先する方には、まずプロンポンかオンヌットをおすすめします。
まとめ
バンコクが発展するにつれて「昔のゆるいタイの魅力がなくなった」と言う人もいます。でもプラカノンを歩いていると、そうは思いません。むしろ今の方が面白い。
狭いエリアの中に日本・欧米・ミャンマー・タイローカルという4つの文化圏が凝縮されていて、街ごとの独自の文化が積み上がっている。2017〜2019年に住んでいた頃より、明らかに多様性に富む街になっていると思います。
次回はタイカルチャーセンター編をお届けします。お楽しみに!
筆者紹介
明石直哉
2011年からバンコク在住。2015年に起業し、現在は会社経営と写真家という二足のわらじで活動中です。 このブログではタイ移住を検討している方に向けて、在住10年の経験を活かした情報を発信していきます。
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