大人のバックパッカー旅【ラオス・ビエンチャン後編】バスで国境を越えて、タイ・ウドンタニーへ
前編では寝台列車でバンコクからビエンチャンに入る旅をお届けしました。後編は帰路の話です。
帰りはあえて飛行機でバンコクに直接戻らず、バスで陸路国境を越えてタイに入り、ウドンタニーで半日過ごしてから飛行機でバンコクへ。
ビエンチャン最終日。バスターミナルへ
タラートサオバスターミナルから12時のバスへ
ビエンチャン中心部のタラートサオバスターミナルから国際バスが出ています。チケットは現地で購入(パスポート必要)。11時にターミナルに到着し、12時発のバスを取りました。
バスターミナルの裏手に「ビエンチャンセンター」と「パークソン」という2つの大型ショッピングモールがあります。時間がある人はここで過ごせます。バスターミナルから徒歩5分程度。ただしビエンチャンセンターはかなりさびれていて、パークソンの方が活気があります。
ラオス3泊4日のお金事情まとめ
出発前に総括しておきます。
3泊4日でキャッシュとして両替したのは合計4,000バーツ(約2万円)。これでぴったり使い切りました。結論として1日1,000バーツ(約5,000円)あれば十分です。
移動はLOCAアプリで10回以上利用しましたが、これはすべてアプリ内でのクレジットカード決済なのでキャッシュ不要。カフェやレストランもクレジットカードかLOCAペイで払えますが、手数料がかかります。現金が一番スムーズではあります。
ひとつ注意点があります。ラオスキープはラオス国外に出るとほぼ紙くずになります。バンコクに持ち帰っても両替してもらえないか、レートがひどく悪い。余ったキープは必ずラオス国内の銀行で両替してから出国してください。
両替のレートについては、日本円から直接ラオスキープに替えるよりも、タイバーツからラオスキープに替える方がレートがいいことが多いです。日本からの旅行者はタイ経由で来ることが多いと思いますので、バーツをある程度持ってきてビエンチャンで両替するのが効率的です。
バスで国境を越えてタイへ
ラオス出国
12時発のバスでタラートサオを出発。ラオス側の国境イミグレーションまで約30分です。
バスを降りて荷物をすべて持ち、出国審査へ。所要約10分とスムーズに終わりました。
ただひとつトラブルが。ラオス出国時に係員から「4万キープ(約200バーツ)」を要求されました。入国時に払っていなかったのが原因かもしれません。手持ちの細かいお金がなかったので「2万キープじゃダメか」と交渉したら通りました(笑)。入国時に何か求められたらその場で払っておく方が無難です。
TDACをバスの中で慌てて申請
もうひとつ。タイへの入国に必要な電子入国カード「TDAC(Thailand Digital Arrival Card)」を提出し忘れていたことに、バスの中で気づきました。待ち時間を使って急いで手続きして事なきを得ましたが、バスに乗る前、できればラオスにいるうちに済ませておくことをすすめます。
メコン川を渡ってタイへ
タイ側の入国審査は外国人がほぼおらずスカスカで、10分かからず完了。あっさりしたものでした。タイに入った瞬間、Grabが使えるようになります。バスを待つ待合エリアを出たところにトゥクトゥクやロットゥーも待っているので、自力でノンカーイ市内やウドンタニへ向かうことも可能です。
ウドンタニー到着
半日でもウドンタニーを楽しもう
ウドンタニとはどんな街か
ウドンタニーは「北の町」を意味し、タイ東北部(イサーン)最大級の都市で人口は150万人を超えます。
この街が急速に発展したのはベトナム戦争時代。当時、ウドンタニーには約8,000人のアメリカ軍が駐屯し、北ベトナムを爆撃するためのB52戦略爆撃機がここから飛び立ち続けました。ベトナムからの帰休兵のための娯楽を提供する街として繁栄した歴史があり、米軍は1976年に基地をタイ軍に返還しました。
この歴史的背景から、今もウドンタニーには退役軍人のアメリカ人や現地女性と暮らす欧米人男性が多く住んでいます。街を歩いていると欧米人男性とタイ人女性の老夫婦カップルをよく見かけるのが、ウドンタニーらしい光景です。また米軍接待のために英語教育が盛んだった影響で、他のイサーン地方の都市より英語が通じやすいという特徴もあります。
近郊(市内から約47km)にはユネスコ世界遺産に登録された青銅器時代の遺跡「バーンチエン」もあります。
ノンプラチャック公園で夕暮れの散歩
市内中心部にある大きな公園で、地元の人がジョギング・散歩に来る憩いの場です。夕暮れ時がとりわけ美しく、池に落日が映り込む光景はなかなかのものです。
公園の周りには屋台・飲食店が並び、マッサージ店もたくさんあります(200バーツ〜)。近くにはウドンタニー博物館のコロニアル風白亜の建築や、大きな仏像のあるお寺もあります。
3〜4年ぶりに来ましたが、やっぱりいい公園です。ぜひ夕暮れに散歩してみてください。
ウドンタニー駅前の大規模ナイトマーケット
国鉄ウドンタニー駅前一帯がナイトマーケットになっており、その規模はかなりのモノ。タイの地方都市でここまで大規模なナイトマーケットはなかなかありません。屋台・雑貨・食べ物が揃い、地元客・旅行者ともに多く賑わっています。
今回は時間が足りず全部歩ききれませんでした。ウドンタニに来たら駅前ナイトマーケットはマスト。これだけでも来る価値があります。
ウドンタニーに来るなら乾季がベスト
暑季に入った3月下旬のウドンタニは猛烈に暑く、昼間の街歩きは正直しんどいです。夕方になってもまだ30度以上あります。
ウドンタニのハイライトのひとつがタレーブアデーン(Talay Bua Dang)です。市内から南東に約40km離れたノンハーン湖を一面覆うピンクの睡蓮の絶景で、タイ語で「紅い睡蓮の海」を意味します。ベストシーズンは12月〜2月上旬。市内から車で約45分かかるので、タクシー往復で1,500バーツ前後見ておくといいです。
11〜2月の乾季は、夕暮れ時には肌寒いほど気温が下がります。ナイトマーケットでゆっくり食べ歩きができて、タレーブアデーンも見頃。ウドンタニーに来るなら絶対に乾季をすすめます。
ウドンタニー空港からバンコクへ
この旅を振り返って
国境越え2種類を比べてみると
行き(寝台列車)と帰り(バス)の2種類の国境越えを経験しましたが、どちらも特別難しくはありません。
列車の方が若干楽に感じます。ノンカーイ駅で降りて出国審査→また列車に乗り込むだけなので、流れが明確です。バスは出国→橋を渡る→入国→バスを待つという流れで、待ち時間が少し長い。でも違いはそれほどありません。
陸路国境越えが初めてで不安という方はまず寝台列車からトライしてほしいです。感覚を掴んだら帰りはバスでウドンタニに寄るルートが面白いと思います。
陸路国境越えの初心者におすすめ
陸路で国境を越えるのは、初めてだと少しハードルが高く感じるかもしれません。でも実際にやってみると、思いのほか簡単です。パスポートを出して、スタンプを押してもらって、また乗り込む。それだけです。
初めての陸路国境越えを考えている方には、まずこのビエンチャン行きの寝台列車からトライしてみてほしいです。列車の中で眠り、朝起きたらメコン川を渡っている。それだけで十分に旅になります。慣れてきたら帰りはバスで、ぜひウドンタニーやノンカーイにも寄ってみてください。
次回の「大人のバックパッカー旅」もバンコクを起点に、陸路で近隣国を旅します。どこに行くかはまだ内緒ですが、またロマンのある旅をお届けできればと思います。お楽しみに。
*この記事は旅行についての記事となります。ビザ取得のためのVISA-RUNをお勧めする記事ではありません。VISA-RUNはタイの法律で厳しく取り締まられております。
筆者紹介
明石直哉
2011年からバンコク在住。2015年に起業し、現在は会社経営と写真家という二足のわらじで活動中です。 このブログではタイ移住を検討している方に向けて、在住10年の経験を活かした情報を発信していきます。
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