タイ居住と健康保険

タイ国政府は2019年5月タイに入国する外国人観光客に対し、生命保険への加入を義務化する「改正国家観光政策法」を発表しました。

高額なタイの医療

タイで急病で入院する場合、保険がないと高額な医療費を支払うことになります。一例として盲腸の手術で3日間入院すると、医療費は約50万円と言われています。この料金は病院によって異なり、病院による医療費の格差も大きく、人気の高い病院では医療費や入院費用も高額になる場合もあります。

旅行者保険でカバー

日本で販売されている旅行者保険に出国前に加入する方法があります。

保険の種類にもよりますが、急な怪我、病気もカバーされるものが多く、病院によっては治療費の支払いも保険会社に直接請求してくれる場合もあります。

日本の健康保険でカバー

一旦現地の治療費を現金やクレジットカードで決済し、帰国してから日本の健康保険でカバーする方法です。

海外療養費制度は、海外旅行中や海外赴任中に急な病気やけがなどによりやむを得ず現地の医療機関で診療等を受けた場合、申請により一部医療費の払い戻しを受けられる制度です。

海外療養費の支給対象となるのは、日本国内で保険診療として認められている医療行為に限られます。そのため、美容整形やインプラントなど、日本国内で保険適用となっていない医療行為や薬が使用された場合は、給付の対象になりません。

全国健康保険協会HPから引用

現地で保険に加入

タイ国内でもさなざまな保険が販売されています。こうした保険に加入するのも一つの方法です。

この場合、注意すべき点もあります。

  • 補償額が低い場合がある
  • 契約書がタイ語や英語である場合が多い
  • 60日、90日ルールで、保険でカバーされない期間もある

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