タイ【ビザラン】対策強化

タイの入国審査に変化
タイは増え続ける【ビザラン】行為に、2025年11月に新たな取り締まりを発表しました。
2014年からの【ビザラン規制】を一歩強化し、本格的な規制が始まる模様です。
日本からのタイへの渡航は、ビザなし入国が認められておりますが、短期間内の連続的な入出国や近隣諸国への入出国歴などによっては、入国審査時に何らかの質問を受けたり、指導の対象となるケースも想定されそうです。
タイ入国管理局は、滞在期間を延長する目的で出入国を繰り返す、いわゆる「ビザラン」の対策を実施する。
首相府の方針を受けたもので、犯罪に関連する外国人への警戒を強化する。タイでは最大90日間の滞在が可能で、滞在費用が安いことなどから、これまでにもバックパッカーなどを中心に「ビザラン」が行われてきた。
空路と海路の全入国審査場で、合理的な説明がなく「ビザラン」を2回以上繰り返す外国人の入国を拒否し、本来の目的に適した査証の申請を求める。すでに今年、不審な出入国が疑われる外国人約2,900人に対し、空港での入国を拒否したという。
また、「ビザラン」を繰り返した後に滞在の延長を申請した外国人に対し、審査を厳格化し、延長を不許可とするほか、すでに許可済みであっても取り消し、国外退去処分とする。不法残留(オーバーステイ)の外国人の一斉取締役も実施する。
この他に、近隣国との国境地帯など、詐欺グループの拠点とされる地域で監視リストに記載されちえる外国人に対しては、再入国を認めない。
これらの対策のため、外国人の入国審査に時間を要する可能性があるとしているものの、混雑時であっても1人あたり最大45秒程度、待ち時間は40分以内に収まるように運用する。審査ブースは全レーンに人員を配置する。対策による観光産業への悪影響は限定的で、質の高い観光客を受け入れられるとした。
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